数年前の話になりますが、
20年近く通って頂いているA様が
ご来店のたびに生気がなくなり
以前のような「いつも笑顔」
というのが消えて行ってしまった、
ということがありました。
仕事が不規則だったり、
メールのやり取りが深夜に及んだり
という生活も原因の一つでは
あったとは思うのですが、
「これ!」という決定的な
何かがあった訳ではないので、
毎月憔悴していくA様の姿を見るのは
私も辛いものがありました。
どんどん目の力がなくなり、
一番変わってしまったのは「声」で
ピーク時は本当に蚊の鳴くような声に
なっていきました。
もともとは明るく聡明で社交的、
しかもきさくなお人柄なので
お友達もたくさんいらっしゃる方。
でも、この時期はとても親しい友人とも
今は会いたくない、というような状態に
なったり、そこに加えて肩の激しい痛み
にも襲われたり、湿疹が出たりと、
いくつもの不調が重なっていました。
ある時、私の親友に会わせる機会が
あったのですが、
(親友はパワーストーンを作る
仕事をしていて、若い頃から第六感が強い人)
彼女曰く、「一過性のものだと思うよ。」と
言ってくれていました。
この言葉は見事的中し、
1年も経たず元の元気なA様に戻られて
ほっとしたですが、この回復の
早さの要因になったものが
何だったかというと
・あまり人に会いたくない時でも、
いろいろなところから
自分で情報を集めて、行動に移した。
・話を聞いてくれる、
そして気持ちが吐き出せる友人、
姉妹がいる。
(これは医療機関やカウンセラーも含みます。)
・信頼できる整体の先生
(鍼灸の先生も)がいた。
*I様は多い時は週4回
通っていたそう。
痛みを軽減してもらうだけでなく、
人の手に触れてもらうことが
「タッチセラピー」として
必要だったのかも。
A様ご自身の「何とかしたい」
という気持ちはいつも伝わって来ていたし、
辛い時でも「人に会いに行く」
ということを辞めなかったこと
だと感じました。
親友は、その時の状態しか知らないので
今A様に会ったら「別人」
ときっと思うかもしれません。
この時期いわゆる「ブラック企業」
にお勤めだったので
それが原因かとも思いましたが
後になって仕事の不規則さや大変さは
大きな原因ではなく「引き金」
だったんだとA様と意見が一致しました。
その証拠に当時の上司にあたる方と
一時は距離を置いていたのに
症状が寛解されてからは
すっかり元のご関係に。
本当に必要なご縁は必ず戻ってくる
というのは本当ですね。
今はすっかり元通りの明るく聡明で
声もはっきりと大きく、
社交的で明るいA様です。
何かの参考になると嬉しいです。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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